主演:竹内結子・中村獅童による感動の映画

市川拓司の同名ベストセラー小説を映画化したラブストーリー

「世界の中心で、愛をさけぶ」をはじめ、近年ブームとなっている純愛系邦画の中でも、特に繊細で、最も涙を誘うと呼び声の高い作品。タイムスリップを舞台装置に家族の絆・愛を見事に綴って、100万部を超えるベストセラーとなった市川拓司の同名小説が原作です。

竹内結子と中村獅童の存在感、日本を代表する美術監督・種田陽平が映し出す深い緑と雨に包まれた桃源郷のような情景美が素晴らしいです。短い梅雨の物語は、愛の再発見であり、人生の選択でもあります。誰もが今ある小さな幸せに感謝したくなる、そんな映画です。

ストーリー&製作スタッフ

脳内で化学物質が異常分泌される奇病に悩まされながらも、6歳の息子と二人で暮らす巧(中村獅童)は、1年前に病気で亡くなった妻・澪(竹内結子)が残した「1年後の雨の季節に戻ってくる…」という言葉が気になっていました。

1年後の梅雨のある日、その言葉通りに死んだはずの澪が二人の前に現われます。喜ぶ巧たちでしたが、澪には生前の家族の記憶、自分が死んでしまったという記憶がすべて失われてしまっていたのです。そんな澪に請われた巧は高校時代に遡る2人の出会いを語ってきかせるのでした…。

市川拓司の同名ベストセラー小説を映画化したラブストーリーで、作者自身のの病気体験が作品のベースとなっており、妻との恋愛やバイク旅行など、実体験がエッセンスとして作品の随所に散りばめられています。タイムスリップというSFの衣を纏ってはいますが、テーマとして強く訴えられているのは"家族の絆"であり、その点をきちんと描いているあたりが本作品が年齢を問わずに多くの共感を呼んでいる秘訣なのでしょう。哀しいけれど幸福な、最高の恋愛映画です。

キャストは、28歳にして父子家族となった主人公の巧に中村獅童、27歳で病死する妻の澪には竹内結子を起用。その後、プライベートでもこの二人が結ばれたことは大きなニュースとなりました(2008年離婚)。監督は代表作にドラマ「愛していると言ってくれ」、「ビューティフルライフ」、「GOOD LUCK!!」、映画では後の「涙そうそう」、「ハナミズキ」などがあるTBSの土井裕泰。本作品が映画デビューとなりました。

製作はTBS、博報堂DYメディアパートナーズ、小学館、スターダストピクチャーズなどによる「いま、会いにゆきます 製作委員会」が行っていますが、この構成は同じく恋愛小説を映画化して大ヒットを記録した「世界の中心で、愛をさけぶ」と同一となっています。

主なロケ地は、山梨県の北杜市(巧と澪の再会シーンで登場したヒマワリ畑、親子3人で遊ぶポスターで登場した森名水公園ほか)と長野県の諏訪湖近くとなっていますが、あえて特定せずに「どこかの町」という設定にしたいという理由から、劇中では具体的な町名を出してはいません。場面ごとに県内各地から山梨県までまたがっており、「どこかの町」である事を強調しています。

TBS「日曜劇場」のドラマ化は成宮寛貴&ミムラを起用

映画公開の翌年にTBSの「日曜劇場」で10回に分けて放送された同タイトルのドラマバージョンは、巧に成宮寛貴&澪にミムラというフレッシュなコンビを起用しました。二人の子供・佑司役には劇場版と同じく武井証、主題歌も同じくORANGE RANGEを起用したことも話題となりました。

また、原作や映画では登場することがなかった澪の母親役には三田佳子が出演しています。ドラマでは2時間枠の映画では語られなかった、母子3世代のエピソードや、澪・巧・佑司だけでなく、彼らを取り巻く人々との交流や心の機微も丁寧に描いており、映画とはまた一味違った「いまあい」が堪能できたと好評でした。こちらの作品では主役の二人がプライベートでゴールインすることはありませんでした(笑)。

ちなみにハリウッドの映画関係者向けの試写が行われた劇場版、出席者の一人である女優のジェニファー・ガーナーが感銘を受け、ワーナー・ブラザーズにリメイク化を直談判したという逸話があります。企画はトントン拍子で進み、2009年にはジェニファー・ガーナーが主演で「Be with You」のタイトルで公開される…と報じられましたが、出産による一時休業などの影響もあり、2010年現在の時点では公開されていないようです。結婚や育児・介護で病院・クリニックを離れた看護師のブランク克服や薬剤師の復職を支援する医療機関のプログラムやセミナー情報を紹介しています。

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